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11月便ヴィンテージ家具が入荷しました

こんにちは。グリニッチ代官山の福田です。
お鍋が美味しい季節になってきましたね!
さて、11月の代官山便では、コーヒーテーブルや箱物が入荷してきました。今回のブログでは、コーヒーテーブルをいくつかご紹介します。

北欧ヴィンテージ家具が入荷!

Grete Jalk Coffee Table D-R208D551

グレーテ・ヤルクのコーヒーテーブル

デンマークを代表する女性デザイナー、「グレーテ・ヤルク」の作品です。彼女は家具のデザインだけではなく雑誌やデザイン史の編集まで手掛けていました。
グレーテヤルクは、家具職人として研修を終えたあとデザイン学校にて、家具のデザインを学びます。その後、「デンマーク近代家具の父」と称されるコーア・クリントに師事します。

家具職人から修業が始まっているということもあり、グレーテ・ヤルクの家具は作りがしっかりとしたプロダクトが多い印象です。そんな中、実験的に「GJ Chair」という、積層合板をまるで折り紙のように使ったチェアも発表しています。このチェアは、イームズの影響を色濃く受けていると言われています。

前回に紹介したPeter Hvidt&O.M.NilsenがデザインしたAXチェアも、イームズの影響を受けています。この時代のイームズの影響力の凄さが、この2組のデザイナーからも読み解くことができますね。

AXチェアのブログは「こちら

また、チーク材を贅沢に使った家具を多くデザインしています。グレーテ・ヤルクが活躍した1960年代には良質なチーク材がまだたくさんあったことが分かります。今回のコーヒーテーブルにもチーク材が使われています。 グレーテ・ヤルクのコーヒーテーブルグレーテ・ヤルクのコーヒーテーブル

幅は1600mmと、コーヒーテーブルとしては大きめなサイズ。置く場所を選ぶサイズではありますが、天板の下に収納があり幅広く様々なシーンでお使いいただけます。

代官山店舗では、この商品のほかにもグレーテ・ヤルクのコーヒーテーブルを展示販売しております。ぜひ、見比べてみてください。

グレーテ・ヤルクの商品一覧はこちら

Johannes Andersen Coffee Table D-R208D532

ヨハネス・アンダーセンのコーヒーテーブル

続いては「ヨハネス・アンダーセン」がSilkeborg Møbelfabrik社製のためにデザインした作品をご紹介します。

Silkeborg Møbelfabrik社は、デンマークのキャビネット(箱物)を多く製作していたメーカーで、当時は高級志向な家具を多く販売していたとも言われています。なので、今回のテーブルも箱物に似たギミックが多いのではないでしょうか。デザイナーがどこの工房・メーカーで作るかによって構造が変わるというのも面白いポイントです。

ヨハネス・アンダーセンの作品は、独特なディテールやフォルムがその特徴として語られます。たしかに、曲線を多用し個性的なディティールを入れ込むデザイナーですが、どれをとっても凛とした雰囲気を纏っています。 ヨハネス・アンダーセンのコーヒーテーブルヨハネス・アンダーセンのコーヒーテーブル
天板の左右は引き出せるようになっており、片側にはトレイが、もう片側には簡単な小物入れのような引き出しが隠れています。一つのテーブルの中に様々な機能があり、触っているだけでも発見や面白さがあるテーブルです。

 

Ejvind A. Johansson Coffee Table D-901D317E

アイヴァン・A・ヨハンソンのコーヒーテーブル

最後に「アイヴァン・A・ヨハンソン」のコーヒーテーブルのご紹介です。

彼は、「FDBモブラー」の3代目デザイナーです。FDBモブラーと言えば、初代デザイナーのボーエ・モーエンセンが有名ですが、2代目のポール・M・ヴォルタや3代目のアイヴァン・A・ヨハンソンも様々なプロダクトを残しています。

FDBモブラーでの代表作は、広い背板と2本の切り欠きがアイコニックな「J67」。シンプルな構造ながら、作りはしっかりしていて美しい。用と美を兼ねた椅子だと個人的に思います。

今回ご紹介したコーヒーテーブルについても、派手さはないですが細かい意匠性や作りの丈夫さ等は、J67に通ずるものがあります。  アイヴァン・A・ヨハンソンのコーヒーテーブル

天板下には本や小物を置けるラックがついています。高さは550mmと、一般的なヴィンテージのコーヒーテーブルより高いので、ソファなどと合わせて食事もとりやすい高さです。
今回はデザイナーのコーヒーテーブルをメインにご紹介しました。
コーヒーテーブルは、ソファと組み合わせるだけに限らず、壁付けにしてサイドボードのように使うなど、単体でも活用できるアイテムです。ぜひこの機会にご検討ください。

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グリニッチ代官山 福田

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